2014年6月25日水曜日

看護支援相談室便り  No.146

一番時間があるのは、通勤電車の1時間半だ。
定位置に立って、窓の外をぼーっと見ている。今年も菊川駅のアケビが実る季節になった。先日まで、小さな花が風に揺れていたのに、小指の先ほどの青い実がついている。しかし、例年になく数が少ない。庭のサンパチェンスも今年の成長はゆっくりだ。
植物を見ていると、いつも同じように花が咲き、実がなるわけではない。
それなのに、人間は皆、同じように成長してほしいと期待してしまう。
 今年の新人は、健康面で少し不安がある。
長い時間をかけて実っていくアケビを見るような気持ちで、新人たちの成長を見守りたい、いや待たなければと思う。


平成26年6月24日  古賀 八重子

2014年6月19日木曜日

看護支援相談室便り No.145

いつも自然体のTさんと話すと、心がなごむ。

久しぶりに会ったので、内科が開棟したら戻るのかと聞いたら「迷っている」と言う。
「ゆっくりと心に寄り添う看護をしたいと、内科を選んだけど、外科の患者さんも元気そうに見えても悩みを抱えている。何処に居ても、心に寄りそう看護はできるとわかったので、内科でも外科でもいいと思っている」と。
今でも、朝早く行って、気になる患者さんを訪問している。患者さんの変化や笑顔が楽しくて、勉強は嫌いだったけど、私頑張ってるよ、と屈託がない。
卒業して2年たった今も、患者さんと関われることを新鮮に、素直に喜んでいる。
そんな彼女の言動を、看護師として当然の事だという人が居るかもしれない。
でも、私は、当たり前のことを、一つ一つ経験(身体)を通して自分のものにしている彼女の成長を楽しみにしている。
普通のことを、ずーっと続けている人を応援していきたい。

平成26年6月16日  古賀 八重子

2014年6月10日火曜日

看護支援相談室便り No.144

電車の中で、女子高校生達が話していた。
「女子高ってめんどくさい。少し仲良くするとレズとか言われる」と。
若い頃、女性二人で旅行していた時、カップルの女性から「気持ちワルイー」と言われた事があった。憐れみの目で見られて驚いた。

群れることが苦手な私は、けして友人は多くない。しかし、彼女達と出会っただけでも、この世に生まれてきて良かった、と思える友人が何人か居る。
赤毛のアン流に言えば、「腹心の友」だ。
その内の一人が、今、入退院を繰り返している。学生時代からの短歌の仲間だ。

 君住める街ゆく時にポケットの5フランコインが指先に触る

彼女は、いつもメルヘンチックな美しい歌を作っていた。私は、かたくなに働く人の歌を作り続けていた。でも、私達はお互いを認め合い、作歌に精進していた。
二人ともまだ働いているが、この頃は一緒に旅行することが増えた。
美味しい物を食べ、美しい物を看て、短歌の話などしていれば、何日一緒に居ても、退屈することはない。

まだまだ一緒に行きたい所がある。
彼女の「平気、平気、大丈夫だよ」という口癖を、早く聞きたい。


平成26年6月9日  古賀 八重子