2014年4月30日水曜日

看護支援相談室便り No.139

ローテーション研修が始まって病棟をラウンドしている。

2年目になったTさんが居たので「新人をよろしくね」と言ったら「大丈夫、ばっちりですよ」と返して来た。「その自信と実力が一致するといいね」と言うと笑っている。
環境とプリセプターに恵まれ、のびのびと育っている。
飄々と仕事をしているので、緊張感がないと言われることもあった。でも、プリセプターは、彼の明るい性格が折れないでいてくれる要因だからと、黙って様子を見てくれていた。1年たったら、深く考えることも教えていくからと待ってくれた。
「この頃、ちょっと勉強し始めた」と成長記録に書いてあった。
「今頃?」と思うが、不平・不満を言わず、力まず、慌てず、マイペースで仕事をしている。
人にも、自分にも肯定的・楽観的であることは、大きな美徳だと思う。

ただ、提出物の期限を守ることができず、私は1年間、困らされて来た。
会うたびに「まだ?」「必ずだしますよ」の会話を繰り返している。


平成26年4月28日   古賀 八重子

2014年4月21日月曜日

看護支援相談室便り  No.138

いささか季節はずれになったので、掛け軸をかけ替えた。
昨年の暮れ、どうしても欲しくて買った小林五浪画伯の「初春」だ。
舞妓さんの横顔に若い頃の自分を重ねて心惹かれた。

まっすぐに頭(こうべ)を上げて生きている眼差しを君は愛しと

成人式の日、私は全学連の代議員として、東京の某大学の講堂に居た。
晴れ着は、大好きな緑のブレザーだった。
「二十歳の人は、壇上に上がってください」と言われ拍手で祝ってもらった。
人前で話すのが苦手だった私が、初めて何百人もの前で発言した忘れられない日だ。
自分の思想や行動に迷いは無かった。ただ、まっすぐに、前を向いて立っていた。

あの頃の自分と同じ瞳をした少女の絵は、「どのように生きるか」という原点を思い出させてくれる。


平成26年4月21日  古賀 八重子

2014年4月14日月曜日

看護支援相談室便り  No.137

嬉しいことがあった。
病棟閉鎖で、内科から外科病棟に異動したTさんが来室。
一緒に昼食を食べながらゆっくりと話をした。
外科は苦手なので不安と聞いていたので心配していた。でも元気だった。
内科では学べなかったことを学んで、戻った時役に立てる看護師になりたい、元の病棟の師長さんも主任さんも大好きなので、その人達に喜んでも貰えるためなら頑張れる、という。新しい病棟で、新人に戻ったような生活をしながら、健気に開棟を待っている。1年間、暖かく育ててもらったのだと思うと本当にありがたく、涙が出そうになった。離職防止のためには、帰属意識の持てる人間関係(チーム力)が大切だと考えてきた。人間は、あたたかな環境の中で、他人のために頑張れる力をもつことができる。

待っていた春が一気に来たような嬉しい一日だった。


平成26年4月14日   古賀 八重子

2014年4月8日火曜日

看護支援相談室便り  No.136

26年度がスタートした。
25年度は波乱の1年だった。初めて病棟閉鎖を経験した。
2年目になって自分らしい仕事ができると楽しみにしていた新人たちは、突然の移動に混乱してしまった。でも、1番の被害者は患者さん達だ。

夜明けの歌を歌うだけでは、世の中は明るくならない。
生活の現場から暗いものをひとつづつ取り除こう。
「きょうコレヲ必ズヤル」
「きょうコレヲ決シテヤラナイ」
この二つを毎日やるか、やらないかは一生の豊凶を左右する。
     (むのたけじ  99歳一日一言)
当院に来てくれた新人たちや頑張ってくれている看護師さんたちを、全力でサポートする。
そのために、やれること、言うべきこと、やってはいけないこと、を見極めて仕事をしていこう。


平成26年4月7日   古賀 八重子