2014年2月28日金曜日

看護支援相談室便り  No.133

新人の看護実践レポートの発表会が終わった。
例年になく忙しい状況だったが31名が出席してくれた。
新人たちは、事例を振り返ることで、看護する喜びと自分の課題を見つけてくれた。
どの新人レポートも、患者さんを大切に思っていることが伝わるものだった。
「何とか患者さんのQOLを向上させようと、3カ月間、声掛けやタッチングを続け、笑顔や返答が見られるようになった。意欲や発語の低下した患者を、何もできない、分からないと決め付けるのでなく可能性を信じて働きかけることで、患者は変化してくれる。しっかり向き合うことで、看護の醍醐味を味わうことができた」

以前読んだ文献に、患者が「理解された」と思うのは、看護師が「理解できた」と思う時ではなく、「理解しようと思った」時だと述べられていた。
患者は、看護師が理解しようと思ってくれただけで救われる。
新人の武器はこれだと思う。

「偉人とは、一日に一度子どもの心にもどれる人だ」という言葉がある。
いい看護師とは、一日に一度、新人時代の心にもどれる人だ。


平成26年2月28日   古賀 八重子