「自分は、ナースとしての適性がないのではないか?
感受性が強すぎて、働き辛い」とAさんが言う。
先日も患者さんが亡くなった時、その場にいることも辛いと思った。
先輩から、「患者さんが亡くなるたびに落ち込んでいたらやっていけないよ、割り切って処理しないと」と言われた。
「処理」と言う言葉が胸に刺さった。
私は、そんな風になれない、やっぱり看護師には向かない。
余力が残っているうちに、新しい道に進みたい、と言う。
理解力もあり、やさしいAさんは、いいナースになると思っていた。
私も、同じ悩みを感じたことがある、
でも、人間の死や苦しみに感覚を鈍らすことがないように努力してきた。
今の気持ちを大切にしてもいいのではないか、と伝えた。
「看護に、未練はない」
この言葉はこたえた。
平成25年9月13日 古賀 八重子