5月の絵本は、新美南吉の「でんでんむしのかなしみ」を選んだ。
皇后さまが「何度となく、思いがけない時に、記憶によみがえってきた」
(第26回国際児童図書評議会基調講演より)という絵本である。
「わたしは なんと いうふしあわせな ものでしょう。
わたしの せなかの からの なかには かなしみが いっぱい つまって いるのです」となげいていた、でんでんむしが、
「かなしみは だれでも もって いるのだ。
わたしばかりでは ないのだ。
わたしは わたしの かなしみを こらえて いかなきゃ ならない」と気づいて生きていくお話です。
このお話を思い出す時の、皇后さまのかなしみを、想像することはできない。
でも、どんあ人にも、背負って生きていかなければいけない「かなしみ」がある。
くじけそうになった時、そのことを、記憶によみがえらせて、生きていきたい。
平成25年5月24日 古賀 八重子
2013年5月24日金曜日
2013年5月21日火曜日
看護支援相談室便り No.99
毎年、5月の休日は忙しい。
春から夏の花への植え替え時であり、梅雨ごとに伸びた草とりも際限がない。
先日、雑草について、考えさせられる記事があった。
御所の庭の茂りすぎた草を、サッパリさせようと刈り払った時、お帰りになった昭和天皇が「雑草という草はない」
「どんな植物でも、みな名前があって、それぞれ自分の好きな場所で、生を営んでいる。人間の一方的な考え方で雑草ときめつけてしまうのはいけない」と侍従をたしなめたという(入江相政編「宮中侍従物語」
至言だと思う。
しかし、庶民の庭は手入れをさぼると蚊が出て、近所から苦情が来る。
よく見れば、ヒメジオンも、カタバミも可愛い花だ。
抜くか、抜かないか、迷った挙句、抜いた。
これから、梅雨に入り、真夏の太陽が照りつける中、「雑草の生」を守ることは、できそうもない。
どんな人間にも、生きる権利や値打ちがある、と言いながら、草を分別しているようなことをしているのかも知れない。
後ろめたさを感じつつ、灯籠の下の母子草と、白い花が大好きなドクダミだけは残した。
平成25年5月17日 古賀 八重子
春から夏の花への植え替え時であり、梅雨ごとに伸びた草とりも際限がない。
先日、雑草について、考えさせられる記事があった。
御所の庭の茂りすぎた草を、サッパリさせようと刈り払った時、お帰りになった昭和天皇が「雑草という草はない」
「どんな植物でも、みな名前があって、それぞれ自分の好きな場所で、生を営んでいる。人間の一方的な考え方で雑草ときめつけてしまうのはいけない」と侍従をたしなめたという(入江相政編「宮中侍従物語」
至言だと思う。
しかし、庶民の庭は手入れをさぼると蚊が出て、近所から苦情が来る。
よく見れば、ヒメジオンも、カタバミも可愛い花だ。
抜くか、抜かないか、迷った挙句、抜いた。
これから、梅雨に入り、真夏の太陽が照りつける中、「雑草の生」を守ることは、できそうもない。
どんな人間にも、生きる権利や値打ちがある、と言いながら、草を分別しているようなことをしているのかも知れない。
後ろめたさを感じつつ、灯籠の下の母子草と、白い花が大好きなドクダミだけは残した。
平成25年5月17日 古賀 八重子
2013年5月10日金曜日
看護支援相談室便り No.98
自分が看護師に向いているとと思って働いている人は、どれくらい居るのだろうか。
入学生の「看護志向調査」によると、看護師に向いているか疑問という学生が43%、どちらともいえないが38%、つまり80%の学生は、自分は看護師に向かないのではと悩んでいるという。
新人は今、過緊張、不安の中でローテーション研修を続けている。
ペアになった新人が、すごく優秀に見えたり、1週間毎にかわる研修病棟に対応できるか不安になったり、大変な状況である。
昼食を食べに来てくれた新人が「吸引を強くやりずぎて、患者さんの粘膜を傷つけてしまった」と悩んでいる。
カテーテルに血が付いているのを見たら「申し訳なくて・・・」「吸引するのが怖くなってしまった・・・」と言う。
患者さんの苦痛を考えると、安易な慰めの言葉はでない。
でも、病棟には、その看護師が吸引をした日は、コールを押すこともなく熟睡できると言われているプロがいる。
慎重に取り組んでいくことで、技術をみがいてほしい。
新人達には、その優しい心を忘れないで、たくましく育ってほしいと願っている。
平成25年5月10日 古賀 八重子
入学生の「看護志向調査」によると、看護師に向いているか疑問という学生が43%、どちらともいえないが38%、つまり80%の学生は、自分は看護師に向かないのではと悩んでいるという。
新人は今、過緊張、不安の中でローテーション研修を続けている。
ペアになった新人が、すごく優秀に見えたり、1週間毎にかわる研修病棟に対応できるか不安になったり、大変な状況である。
昼食を食べに来てくれた新人が「吸引を強くやりずぎて、患者さんの粘膜を傷つけてしまった」と悩んでいる。
カテーテルに血が付いているのを見たら「申し訳なくて・・・」「吸引するのが怖くなってしまった・・・」と言う。
患者さんの苦痛を考えると、安易な慰めの言葉はでない。
でも、病棟には、その看護師が吸引をした日は、コールを押すこともなく熟睡できると言われているプロがいる。
慎重に取り組んでいくことで、技術をみがいてほしい。
新人達には、その優しい心を忘れないで、たくましく育ってほしいと願っている。
平成25年5月10日 古賀 八重子
2013年5月7日火曜日
看護支援相談室便り No.97
朝、電車に遅れそうだったのに、見学の学生が来る日だと思って庭の花を切ってきた。
通勤のリックの中で、少し変形したけど、ツツジの薄いピンクに、パンジーの黄色や紫がよく映えて美しい。白いテーブルによく似合う。
うっとりしていたら、クラークのOさんが見えて、今日の見学は中止になったと言う。
いつも自分のために、花を活けているが、今朝はちょっと無理してもってきた。
せっかく料理をつくったのに、キャンセルされた気分。
しかし、昼休み、新聞を読んでいたら、ある男性俳優が「5年前から、自分で選んだ花を部屋に飾っている。週に一度、自分で花を買いに行く。人から見れば無駄と思われることにこだわるって大事だと思う」と語っている記事があった。
誰も来ないかもしれない部屋に、花を飾り続けている生活。
でも、だからこそ、来てくれた人が「生の花がある!」と喜んでくれた時が嬉しい。
平成25年5月2日 古賀 八重子
通勤のリックの中で、少し変形したけど、ツツジの薄いピンクに、パンジーの黄色や紫がよく映えて美しい。白いテーブルによく似合う。
うっとりしていたら、クラークのOさんが見えて、今日の見学は中止になったと言う。
いつも自分のために、花を活けているが、今朝はちょっと無理してもってきた。
せっかく料理をつくったのに、キャンセルされた気分。
しかし、昼休み、新聞を読んでいたら、ある男性俳優が「5年前から、自分で選んだ花を部屋に飾っている。週に一度、自分で花を買いに行く。人から見れば無駄と思われることにこだわるって大事だと思う」と語っている記事があった。
誰も来ないかもしれない部屋に、花を飾り続けている生活。
でも、だからこそ、来てくれた人が「生の花がある!」と喜んでくれた時が嬉しい。
平成25年5月2日 古賀 八重子
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