2013年4月25日木曜日

看護支援相談室便り No.96

ルンバの法則からとったルンバの会という学習会を続けている。
実態はランチが楽しみな会だが、時々は真剣に学習する。
先日は、倫理をテーマに話し合った。
訪問看護の専門看護師がチューターで、在宅医療における医療倫理について報告があった。
医療施設での管理保護される立場にある患者と、「自分の城」である自宅での倫理問題の違いが問題提起された。
大学院に行っている友人は、看護師が簡単に離職する原因に、組織的な倫理を語り合わない職場風土や、医師との関係に関わる倫理的問題がある、という仮説で研究を続けている。
「看護師の仕事は何か」自信を持って答えることができることで、「ねばならぬ」志向から脱却し、自立した看護師になれる、という考えに同感した。

私は、患者さんの声や、若い人の悩みから「人権を守る」という意味で、倫理の研修を強化したいと考えていた。
しかし、倫理の問題と気付かないで悩んでいる看護師のためにも、自由にいろいろな考えを語り合える場が必要だと思う。


平成25年4月25日  古賀 八重子

2013年4月19日金曜日

看護支援相談室便り No.95

新人が入職して、2週間たった。
8人という状況はとても面白い。活気がある。
ひとりひとりの違いがよく見えるのに、ひとりひとりが目立たない。
8人のなかでの役割分担もできてきたし、お互いを気遣いながら、仲間意識も育っている。
人は、こうしてコミュニケーションをとり、人間関係を深めていく。

どうして、病棟に配置されると、心が通う関係を結びにくくなるのだろう。
解決不能な問題は存在しないし、相手のことを思っての言葉なのに、コミュニケーションが成り立たないことがある。そして、理解しがたい「問題」が発生する。

ローテーション研修が始まった。
「いい病院にするために、一緒にがんばろうね」
そんな関係が成立する職場であってほしい。


平成25年4月18日   古賀 八重子

2013年4月11日木曜日

看護支援相談室便り No.94

タケノコの季節になった。

この季節になると、思い出す学生たちがいる。
哀しいほどいじらいく、やさしい学生たちだった。

始業式の時、萩原朔太郎の「竹」の詩を朗読した。
しっかり根をはり、まっすぐに伸びていってほしいと話をまとめるつもりだった。
3年生の数人が、クスクス笑っていたので、私も笑えてきたが、笑いをこらえて読んでいたら、1、2年生まで笑いが広がってしまった。
格調高い、いい詩だったのに、いつものような和やかなムードになってしまった。
終わってから、「真剣に読んだのに、どうして笑えたの?」と聞くと、「先生が先に笑ったから、笑ってあげた方が良いのかと思って」と言う。
こういう場面が何回かあった。
学生のやさしさに感動しつつも、気を遣わなくてはいけない環境に心が痛んだ。

私は、2年で退職した。

学生たちは、みんなで頑張ると言って送ってくれた。
単位を落としそうな学生をサポートし、補習実習の学生の記録物をアドバイスし、支え合ったという。
国家試験の勉強も、毎朝、7時半から登校して頑張り、全員で合格した。

学生たちのやさしさは、本物だった。


平成25年4月11日   古賀 八重子

2013年4月1日月曜日

看護支援相談室便り No.93

こんな年度初めは初めてである。
あっという間に、4月1日になってしまった。
3月25日の国家試験の発表の後、新人が二人面接に来て入職してくれた。
今年度は、新人8名でのスタートだ。
ローテーション研修のグループ編成や資料の変更・差し替えに追われる中、インターンシップの学生も連日見えてくれている。
病棟の看護師不足は、相当なものがあるので、不安はあるが、この病院を選んで来てくれた人たちに、誠心誠意向かい合って行きたい。

今日から、絵本の展示、はじめました。
長谷川義史の「 いいから いいから ③ 」 絵本館
谷川俊太郎の「 いち 」 国土社

忙しくても「いいから いいから」支援室に来て、
お茶でも飲んでいってください。


平成25年4月1日  古賀 八重子