2013年2月19日火曜日

看護支援相談室便り No.88

しっかりと飯を食はせて
陽にあてしふとんにくるみて寝かす仕合せ 
  河野裕子

昨年、テレビドラマにもなった故・河野裕子の歌である。
私も、こんな生活を喜びとして暮らしてきた。
息子が結婚してから、布団を干している様子があまりないので、気になっていた。
時々、声を掛けていたが、そのうち面倒になって忘れていた。
2年たったら、知らないうちによく干すようになって来た。
今日は風もなく「布団干し日和」と思って自分の布団を干しに行ったら、「すみません、先に干しちゃいました」とベランダ一杯ふとんが干してあった。
「あなた達も私と同じ生活感覚だとわかって、嬉しく思います」と言うと、二人して「当たり前のことですよ」と笑っている。
若い人に、言いたいこともあるけれど、大勢に影響のないことは、黙ってやり続けていけばわかってくれる、と思って一緒に暮らしてきた。

黙っていて良かったと思う。


平成25年2月18日  古賀 八重子