2013年1月28日月曜日

看護支援相談室便り No.85

「愛とは、自分の時間を相手に差し出すこと」

看取りの講演会で聞いた言葉だ。
私は、いつも忙しなく、時間がほしいと思っている。
亡くなった父や夫に対しても、差し出した時間はあまりにも少ない。
しかし、昨年の暮れからお正月にかけて、母のことを第一に考えた幾日かを過ごした。
母のためにおせちを作り、母の好きな歌番組をビデオにとっておいた。
「やらなければいけないこと」は一切忘れて、母と二人の時間を楽しんだ。
母は、ウトウトしたり、話したり、食べたりして一日を過ごした。
自分からすすんで、食器拭きや洗濯物たたみをしてくれた。
今までにない、おだやかなお正月を二人で過ごした。

私が、時間を差し出したのではなく、母から静かな時間をもらったのだった。
看護師もまた患者さんから、いい時間を差し出して貰っているような気がする。

平成25年1月24日  古賀 八重子