2012年12月28日金曜日

看護支援相談室便り No.82

今年最後の教育委員会が終わった。
何とか新しい教育体系ができた。
まだ微調整・見直しは必要だが、クリニカルラダーの概念は構築できた。
教育研修を組織的に行うことで、すべて解決するとは思わないが、いくつかの問題の解決にはなる。

私としては、師長さん達との協働作業をやりとげた達成感がある。
支援室の仕事は、孤独なことが多い。
嬉しいことがあっても、本人が言わないでほしいと言えば、伝えることができない。
口外できない相談事もある。
だから、月1回委員会に向けて、師長さん達と作り上げていく作業は楽しみだった。
病院の現状を知って弱気になることもあったが、皆が自分の責任を果たそうとする誠実さに感心させられた。

一つでも多く具体化できるように、来年は頑張りたい。

1年間、ありがとうございました。


平成24年12月27日  古賀 八重子


2012年12月25日火曜日

看護支援相談室便り No.81

いい言葉は いい人生をつくる (斉藤 茂太)

支援室の掲示版に書いた、今年最後の言葉です。

選挙の間、テレビを見ていると、切なくなった。
自分の意見を主張するために、相手との違いを強調する必要性はわかるが、攻撃的な言葉や、蔑視、嘲笑が、公的な場で平然と言われる違和感。

そんな時、鷲田清一先生の「説得の言葉を:あらたまった言葉について」の文を読んだ。
「他人の言い分にしっかり耳を傾けるとともに、他人にしかと届くよう、自分の言葉もよくよく考えて選ぶ、言葉の作法を大事にしたい」

受け入れられない意見や人に出会った時ほど、丁寧に言葉を選んで話していた先輩、車いすの生活なのに、いつも明るく「すいません、ありがとう」が口癖の自転車屋さん、障害児を抱えて孤軍奮闘している友人は、「大丈夫、困ったことは起こらないよ」と楽天的だ。
認知証の母は、父が亡くなったことも忘れているが、何かやってもらうと「申し訳ありません、もったいないです」と頭を下げる。

いい言葉を使っている人は、みんな穏やかに暮らしている。


平成24年12月20日  古賀 八重子

2012年12月13日木曜日

看護支援相談室便り No.80

再就業支援研修で見えたYさんのお礼の言葉です。
「・・・ほっと一息つける場所でした。
病院内にこんな所があるなんて、スゴイですよね」

私もYさんに、読み聞かせをしてもらいました。
大人になって、絵本を読んでもらったのは、初めての経験です。
とてもステキな、心地よい時間をすごすことができました。
声高に感情を押し付けず、淡々と読みながら、強調する所はきちんと伝わるように読んでくれます。
谷川俊太郎の「おばあさん」と村上淳子の「おかあさんはね」の絵本でした。
どちらも、今の私の心に染み入るようでした。
母を思い、子を思い、温かさが伝わる時間でした。

私のほうこそ、ありがとうございました。

平成24年12月13日  古賀 八重子

2012年12月6日木曜日

看護支援相談室便り No.79

再就業支援研修で、18年ぶりに職場復帰を目指しているYさんの報告は新鮮だ。

職場復帰を決心できたのは、「お母さん。もう十分大切にしてもらったから、働いて良いよ」という子ども達の後押しだったという。
3時まで研修して帰ると、疲れてボーッとしてしまう。
うとうとして気が付くと、子どもが一緒に寝てくれている。
「大丈夫?何か困った事はない?」中学1年生が心配してくれる。
「わからない言葉が一杯で困っている」というと、「困った時はどうしているの?」と聞くので「その場で聞いて勉強しているよ」と話した。
誕生日の時、可愛い付箋紙をプレゼントしてくれたそうだ。
「これ使って、勉強してね」と言ってくれた。
高校1年生の娘さんは、買い物をして、夕食を作ってくれたり、洗濯物を取り込んでくれたという。

「子どもにとって、働く、働かないが問題ではない、
母親自身が、どう生きるか(生きたいか)を自覚して生きていくことが大切だと思う」

4人の子どもたちが、母親の自立を心配しながら見守ってくれている。


平成24年12月6日  古賀 八重子