山用のストック(杖)を2本買った。
それは、小さなプライドを捨てる決断だった。
小さい時から走るのが好きだった。
山登りも自然に始めた趣味だ。
山では、下りが得意で、気が付いたら後ろの人が居ないことがよくある。
だから、ストックなど使うようになったら、山を止めようと思っていた。
でも、友人に勧められてストックを使うことにした。
80歳になっても山を歩こうと言われたからだ。
膝を痛め、山登りは無理だと言われたが、リハビリを頑張って回復した友人だ。
杖を使わないで、膝を痛めた人をたくさん見てきた、
特に下山は、体重の3倍の負荷がかかるという、
今のように、飛ぶようにして歩いていたら、いつか膝を痛めると心配してくれた。
山友会を退会してから10年間、山から遠ざかっていた。
地元で見つけた山の仲間は貴重だ。
お互いに健康に留意して、1年でも長く山歩きをしよう、
一緒に歩く人が必要だと確認しあった。
仲間のために、(粟ヶ岳などで使うのは恥ずかしいが)ストックを使う練習を始めた。
自分を必要としてくれる人のためには、何でも頑張れるものだ。
平成24年11月30日 古賀 八重子