仕事帰りに聞くセミの声も「ツクツクホーシ」に変わった。
残暑は厳しいが雲も秋になってきている。
自然は確実に変化している。
新人たちも病棟勤務になって1カ月、ワゴン車を押して廊下を急いでいる姿をみると
一人前の看護師に見える。
2年目のMさんたちが良い先輩になって、サポートしてくれている。
「私もそうだったよ、としかいえないけれど」と言うが、身近にわかってくれる先輩がいることが、新人の気持ちを楽にしてくれている。
ある病棟では、新人が何もできないので、9月の夜勤を中止したと聞いた。
配属して1カ月だから、夜勤は早いと思うけれど、どうなれば夜勤ができると判断するのだろうか。
某病院では、夜勤導入シートを使ってチェックし、OKになれば夜勤に入るという。
「大学卒がほとんどの病棟で、一番早く夜勤に入れました」と成長を認められた喜びを伝えてくれた卒業生がいた。
「できないことがある」のは「できるようになること」だから心配していない。
できないことが分かった時、どう育てるかという方向にみんなの気持ちが向くような教育環境を作りたいと思う。
平成24年8月30日 古賀 八重子
2012年8月30日木曜日
2012年8月22日水曜日
看護支援相談室便り No.64
17年前、「人間理解のための心理学」を執筆した時、生と死の心理のトピックで、中学生の自殺問題を取り上げた事がある。
「いじめによる中学生の自殺が続発している。死の恐怖を上回る恐怖が学校にある、ということである。自殺した中学生は、日記に(イルカ島のイルカの目を見たら悲しくなった。イルカは人間の言いなりになっているけれど、人間が人間のいいなりになるなんて・・・)と書き遺している。最後まで自分らしくありたいと言う人間としての尊厳が守られなくなった時、人は死ぬ。・・・無視され、いじめられ続けた少年たちは、生きながらにして、心理的死、社会的死を味わっていたと言えるだろう。・・・
希望の小窓を閉じさせないサポートが大切である」
理不尽な形で人生を終えた中学生の悲しみや家族の無念さを思うと、言葉がない。
しかし、同じように、いじめてた中学生の心の闇を思う。
何て寂しい人生を生きているのかと思う。
近くに、彼らを救う大人はいなかったのだろうか?
亡くなった夫は、どんな生徒にも先入観なく入っていく人だった。
悪いことをしていれば、躊躇なく叱った。
でも、その後「元気か?」「夏休みの予定はあるのか?なければ家に来い。海でもいいぞ」「元気が余っているなら柔道をやらないか」等と声をかけていた。
何より仲間を大事にしないといけないと言い続けていた。
夫にとっては、生徒も同じ仲間をして大切にすべき人間だった。
守ってくれる人がいる、守りたい人がいる、そんな幸せを思う。
平成24年8月21日 古賀 八重子
「いじめによる中学生の自殺が続発している。死の恐怖を上回る恐怖が学校にある、ということである。自殺した中学生は、日記に(イルカ島のイルカの目を見たら悲しくなった。イルカは人間の言いなりになっているけれど、人間が人間のいいなりになるなんて・・・)と書き遺している。最後まで自分らしくありたいと言う人間としての尊厳が守られなくなった時、人は死ぬ。・・・無視され、いじめられ続けた少年たちは、生きながらにして、心理的死、社会的死を味わっていたと言えるだろう。・・・
希望の小窓を閉じさせないサポートが大切である」
理不尽な形で人生を終えた中学生の悲しみや家族の無念さを思うと、言葉がない。
しかし、同じように、いじめてた中学生の心の闇を思う。
何て寂しい人生を生きているのかと思う。
近くに、彼らを救う大人はいなかったのだろうか?
亡くなった夫は、どんな生徒にも先入観なく入っていく人だった。
悪いことをしていれば、躊躇なく叱った。
でも、その後「元気か?」「夏休みの予定はあるのか?なければ家に来い。海でもいいぞ」「元気が余っているなら柔道をやらないか」等と声をかけていた。
何より仲間を大事にしないといけないと言い続けていた。
夫にとっては、生徒も同じ仲間をして大切にすべき人間だった。
守ってくれる人がいる、守りたい人がいる、そんな幸せを思う。
平成24年8月21日 古賀 八重子
2012年8月16日木曜日
看護支援相談室便り No.63
退職して8ヶ月ぶりのHさんは元気だった。
入職以来、一度も欠勤していないそうだ。
私は、前日から、落ち着かなかった。
「メンタル面をどう乗り越えたのか?」
「私の指導は今の病院と、どう違ったのか?」
聞きたいことが一杯あった。
「良く知っている教員が病棟師長だったこと」
「人を殺さないかぎりチャレンジしていいよ、責任持つからと、何でもやらせてもらえ期待されていると思えた」
「日々変化を見て、ここが変わったねと言ってもらえた」
「上司・同僚ときちんと会話ができた」
「新人という枠でみられていない、仲間として接してもらえた」
「ビクビクしないで仕事ができた」
「いつまでも独り立ちできない自分が辛くて、どんどん陥込んでしまったが、新しい病院では自分でもやれる、できるじゃんと思えた。」
「必要とされている居場所が見つかったので、がんばれる」
今、Hさんは、遅くまで残って勉強しているという。
殆どの看護師は新人を大切に育てたいと思っている。
ただ、育てたい気持ちをどう伝えるか、スキルを含む課題がある。
できない事を指摘されても、新人は気つかない。
人格や存在を否定されたと思った時、心が折れる。
メンタル面に課題の多い新人は増えており、離職させない特効薬はない。
ただ有効な関わりの一つは、「無条件で肯定し受け入れる」職場風土だと思わされた。
問題児としてみている限り、問題は解決しない。
「居場所がない」という人は、「自分がここにいてもいいんだ」と感じられないでいる。
その気持ちを受け止めないで、指導を強化しても効果は上がらない。
最後に、Hさんが「支援室をこのまま今の病院にもって行きたい。支援室のような場所があったらと思う」と言ったくれた。
「大丈夫、ここに居ていいよ」という場所であり続けたい。
平成24年8月16日 古賀 八重子
入職以来、一度も欠勤していないそうだ。
私は、前日から、落ち着かなかった。
「メンタル面をどう乗り越えたのか?」
「私の指導は今の病院と、どう違ったのか?」
聞きたいことが一杯あった。
「良く知っている教員が病棟師長だったこと」
「人を殺さないかぎりチャレンジしていいよ、責任持つからと、何でもやらせてもらえ期待されていると思えた」
「日々変化を見て、ここが変わったねと言ってもらえた」
「上司・同僚ときちんと会話ができた」
「新人という枠でみられていない、仲間として接してもらえた」
「ビクビクしないで仕事ができた」
「いつまでも独り立ちできない自分が辛くて、どんどん陥込んでしまったが、新しい病院では自分でもやれる、できるじゃんと思えた。」
「必要とされている居場所が見つかったので、がんばれる」
今、Hさんは、遅くまで残って勉強しているという。
殆どの看護師は新人を大切に育てたいと思っている。
ただ、育てたい気持ちをどう伝えるか、スキルを含む課題がある。
できない事を指摘されても、新人は気つかない。
人格や存在を否定されたと思った時、心が折れる。
メンタル面に課題の多い新人は増えており、離職させない特効薬はない。
ただ有効な関わりの一つは、「無条件で肯定し受け入れる」職場風土だと思わされた。
問題児としてみている限り、問題は解決しない。
「居場所がない」という人は、「自分がここにいてもいいんだ」と感じられないでいる。
その気持ちを受け止めないで、指導を強化しても効果は上がらない。
最後に、Hさんが「支援室をこのまま今の病院にもって行きたい。支援室のような場所があったらと思う」と言ったくれた。
「大丈夫、ここに居ていいよ」という場所であり続けたい。
平成24年8月16日 古賀 八重子
2012年8月7日火曜日
看護支援相談室便り No.62
オリンピック観戦で、寝不足が続いている。
しかし、一流の選手の芸術のような技やスピードを見るのは楽しい。
努力だけで可能になる夢ではないが、どんな天才でも「薄紙をつみ重ねていくような地道な努力」をしての結果と思うと、凡人も「がんばろう」と励まされる。
新人も8月1日から病棟配置になった。
研修と業務の格差に戸惑っている状況だが、目標に向かって努力してほしい。
ありきたりの言葉だが、「夢はかなえるためにある」のだ。
いつか自分の胸に、自分で金メダルをかけてあげられるように。
平成24年8月7日 古賀 八重子
しかし、一流の選手の芸術のような技やスピードを見るのは楽しい。
努力だけで可能になる夢ではないが、どんな天才でも「薄紙をつみ重ねていくような地道な努力」をしての結果と思うと、凡人も「がんばろう」と励まされる。
新人も8月1日から病棟配置になった。
研修と業務の格差に戸惑っている状況だが、目標に向かって努力してほしい。
ありきたりの言葉だが、「夢はかなえるためにある」のだ。
いつか自分の胸に、自分で金メダルをかけてあげられるように。
平成24年8月7日 古賀 八重子
2012年8月2日木曜日
看護支援相談室便り No.61
以前一緒に働いたIさんから、定年になった挨拶状が届いた。
再雇用を1年お休みして、「今までとは違った生活」をしていると言う。
平日は農作業、土日は遊びに一生懸命。
夢枕獏の空海を描いた著作に刺激され、西安、敦煌、ウルムチ、トルファンに行ってきたと。
相変わらず時間に追われる生活をしている私には夢のような話だ。
「木の葉は休みの前の晩の小娘たちみたいに、おしゃべりし合っている。もう直き、樹から暇を貰えるのだ」
落ち葉は、1年の労働のあとで木の葉に与えられる休暇のようなものだという。
私も、がんばった後の休暇を楽しみにしていこう。
平成24年8月1日 古賀 八重子
再雇用を1年お休みして、「今までとは違った生活」をしていると言う。
平日は農作業、土日は遊びに一生懸命。
夢枕獏の空海を描いた著作に刺激され、西安、敦煌、ウルムチ、トルファンに行ってきたと。
相変わらず時間に追われる生活をしている私には夢のような話だ。
「木の葉は休みの前の晩の小娘たちみたいに、おしゃべりし合っている。もう直き、樹から暇を貰えるのだ」
落ち葉は、1年の労働のあとで木の葉に与えられる休暇のようなものだという。
私も、がんばった後の休暇を楽しみにしていこう。
平成24年8月1日 古賀 八重子
登録:
投稿 (Atom)