日曜日の午後、里山に登った。
夫の命日に近い休日には、一人で里山の桜を見ることにしている。
頂上に7~8本、谷に20本ほどの桜だが、静かに楽しめるお気に入りのスポットだ。
空一杯に広がって咲いている桜は美しい。
散る桜散らぬ桜も散る桜 今年あらためて桜花みる
夫の1周忌に本歌取りして作った歌だが、今年も同じ気持ちだ。
満開の桜を見ながら、散る桜に想いを寄せてしまう。
長い冬に耐えて、ふくらんだ蕾が、春の光の中で開き、散っていく。
すぐ新緑になり、青々とした葉が茂り、秋には紅葉して終わる。
しかし、その時には、来年の花芽が準備されているのだ。
一回り大きくなった木に、また花が咲く春が来る。
自然の摂理は、美しくたくましい。
今年もまた、新人がスタートする春が始まる。
1年間の変化を、みんなで見守り、成長を楽しみたい。