2012年4月27日金曜日

看護支援相談室便り No.48

部長から、師長さんが、1年たったMさんのことを「上手に育ってくれた」と褒めてくれた。
支援室でMさんと一緒の時だったので、「本当ですか」と一緒に喜ぶことができた。
3月の最終評価も、自信がもてないと低く付けてきていた。先輩看護師から「マイペース」「遅い」と言われることが多く、いつも「自分は問題児です」と言っていた。でも、患者さんを大切にして、手抜きをしない看護をしている。
忙しいからと、省略しない。
器用ではないので、忙しいくなるとパニクるけれど、Mさんの明るさと自由な魂は、とても魅力的だ。

師長さんが、Mさんを肯定的に見て、信じていてくれたからこそ、いくつかのトラウマを抱えながら、1年間、頑張れたのだと思う。

新人たちは、2年目になった先輩たちを、まぶしく受け止めながら、「今日よりは明日」とがんばっている。

平成24年4月27日  古賀 八重子

2012年4月23日月曜日

看護支援相談室便り No.47

今年度から、ローテーション研修を「基本的知識・技術の習得」を目的に、到達度で評価(チェック)することになった。
技術チェックをする場合、評価基準をどう統一するかは、非常にむつかしい。
手順書を作成し、デモンストレーションを行なっても、評価者による差はある。
学校では、合否が単位認定に繋がるので、評価に対して、新人はナーバスになっている。
しかし、臨床で手順書をチェックするのは、大変なことだ。
かぎりなく厳密に手順書を作成するか、対象に応じた基本がわかればいいと考えるか、その確認が不十分だった。

正解をどのレベルにするか、
他がどんなに完璧であっても、忘れてはいけない手順・原則、
忘れたり、順序が違っても大きな問題はないこと、
看護には、あいまいなことが、たくさんある。

でも、看護師の仕事を、どう考え、何を大切にしていくか、基本に添って考えることが第1だと思う。
患者さんの安全・安楽・人権を守るために、大切なことは何か、
臨床現場だからこそ、大切な事を、しっかり教えてほしい、と思う。

平成24年4月23日  古賀 八重子

2012年4月16日月曜日

看護支援相談室だより No.46

春になって、新しい花が次々配達されてくる。
もう夏の準備が始まる季節だ。
三色の寄せ植えで、人目を引いたフリル咲きのパンジーは、中心部の花が少なくなってきた。
そろそろ処分しなければと思ったが、まだ外側はきれいに咲いているので、庭の奥の石の上においてみた。
中心部は見えなくなって、外側のきれいな花が、十分はなやかな空間を作ってくれた。

場所を変えることで、いきいきする。
人間も同じことだ。
3年前、相談室にいつも駆け込んできた人が、配置場所が変わったら、落ち着いて仕事をしている。

今日から、新人たちは、ローテーション研修に入った。
それぞれの病棟の技術を身に付けながら、自分に適した場所を見つけてほしい。

平成24年4月16日  古賀 八重子

2012年4月3日火曜日

看護支援相談室だより No.45

日曜日の午後、里山に登った。
夫の命日に近い休日には、一人で里山の桜を見ることにしている。
頂上に7~8本、谷に20本ほどの桜だが、静かに楽しめるお気に入りのスポットだ。
空一杯に広がって咲いている桜は美しい。

散る桜散らぬ桜も散る桜 今年あらためて桜花みる

夫の1周忌に本歌取りして作った歌だが、今年も同じ気持ちだ。
満開の桜を見ながら、散る桜に想いを寄せてしまう。
長い冬に耐えて、ふくらんだ蕾が、春の光の中で開き、散っていく。
すぐ新緑になり、青々とした葉が茂り、秋には紅葉して終わる。
しかし、その時には、来年の花芽が準備されているのだ。
一回り大きくなった木に、また花が咲く春が来る。
自然の摂理は、美しくたくましい。

今年もまた、新人がスタートする春が始まる。
1年間の変化を、みんなで見守り、成長を楽しみたい。