Sさんとの思い出 3
昨日、SさんからMデパートでやっている相棒展2へのお誘いがあった。
あいにく土・日の予定があって一緒に出かけられないが、久しぶりのメールは嬉しかった。
3年前の12月、Sさんの心が楽になった日の事を思い出した。
ある看護師が「一人で仕事をしているのではないので、フリーの人に頼めばいいんだよ」と言ってくれた。チームで仕事をしているのだから、人を頼っていいんだと言われ、肩の力が抜け楽になったという。
新人の時から、できない、頑張れと言われて来た。訴えの多い患者さんに、1時間近く関わらざるを得ないこともあり、仕事が遅れることが続いた。その結果「ナースコールに出ること位しかできないのだから、必ず出てちょうだい」と言われ、病棟の端にいても、コールの音が聞こえると走って出るようにしていた。
気が付いた看護師が、「近くにいる人が出るからいいんだよ」と言ってくれた。
言葉の力のすごさを知った。
この病棟で頑張れそうというSさんの、ふっきれたような笑顔を見て、もう大丈夫だと思った。相談室での2ヶ月を経て、初めて病棟へ出てから7ヶ月たっていた。
待っていれば、人は変わる。そのことをまた教えてもらった。
平成24年3月15日 古賀 八重子