2012年2月10日金曜日

看護支援相談室だより No.38

Sさんとの思い出2

6月19日 Sさんが久しぶりに支援室に来室。
1時間話しても足りないようす。医師も師長さんもいない時に、患者さんが急変し嘔吐した。すぐに顔を横に向けて、吸引し、バイタルを測定して連絡できた。
今までのように、パニックにならずにできた、と興奮気味に話してくれた。
導尿をやってくださいと言われたが、「一人ではできません、一緒にお願いします」とできない自分を表現できたという。
できないことを、できないと言えることは、彼女のひとつの課題だった。

小児科で、実習指導をしていた時、白血病の患児にトイレトレーニングをする是非について学生と悩んだことがある。データが悪化すれば、絶対安静になって、すぐにオムツになる。落ち着いている僅かな時間に、してあげることは他にあるのでは、と迷うことがあった。しかし、オマルで排泄でき、「できた」と言って喜ぶ顔を見た時、成長できた喜びは、人間にとって最高のものだとわかった。

新人が、どんなささやかな事で喜ぶか、知ってもらいたいと思う。
そして、その事を共に喜んでくれる仲間が居ることで、どんなに幸せを感じるか、わかってほしい。

平成24年2月10日  古賀 八重子