2011年12月14日水曜日

看護支援相談室だより No.33

優しくされても辛い時があります。

5,6,7日と看護協会の糖尿病研修「フットケア」の担当委員として、研修の運営をサポートした。
専門看護師や認定看護師さん達の知識と技術のすごさに感動し、フットケアの奥の深さに魅せられた。私も道具をそろえて勉強しようとパンフレットを貰ってきた。
看護が、診療報酬加算に認められたことは大きな進歩であり、研修生はみんな意欲的に参加していた。充実した3日間だった。

ただ、私は年を感じさせられることが重なって、少し陥込んだ。
受付で、名簿のチェックをしている時、すぐに見つからず隣の担当委員から、「ここだと思いますよ」とさりげなく言われた。講義記録や質疑応答をパソコンに打ち込んでいくのが間に合わず、メモ用紙に書いていたら、「私がやりますよ」と言ってくれた。
照明の調整も遅れてしまい、結局助けてもらった。
要するに、スピードについていけなくなっているのだ。
仕事が速いと言われて、いい気になっていた頃は、追い上げるように仕事をしていた。

患者さんたちは、よく、「こんなことまでしてもらってすいません」と言っていた。
人に世話される居心地の悪さ、切なさに気づく余裕はなかった。
「ありがとう」と言ってくれる言葉に、素直に喜んでいた。

「若い時がよかった」という気持ちはなく、今が一番と思って暮らしているが、失っていくものを受け入れていくプロセスは、時に試練を感じさせる。
凡人は、悩みつつ成長していくしかない。
以前出会った、Kさんという全介助の患者さんのように「私が、生きていることが、学生さんの役にたっているのなら、生きていてもいいですよね」と笑って言えるような人になれるだろうか。

平成23年12月12日   古賀 八重子