短大の実習が終わりました。
今回は、2日だけの見学実習だったので、病院の環境に素直に感動してくれ、目標達成もできました。いい実習ができたと思います。
このように、いい実習ができたと思うことはよくある。
しかし、自分がいい指導ができたと思う事は滅多にない。
講義は、教員の力量が即評価されるが、実習は、受け持ち患者や病棟の指導体制など
色々な条件があって、自分の指導の結果と思えることは少ない。
一度だけそう思ったことがある。私が教えたいと思っていたことによく気づいてくれ、1年生としては「言うことはない」ような実習をしてくれた。
病棟の反省会で看護師長もほめてくれ、学校での全体反省会が楽しみだった。
実習は教員一人の指導ではないが、一つの条件として評価材料になる。他のグループの学びの深さに反省させられることは常時ある。
学生は、「看護」「人間」「健康」について深く理解し、「その人らしく生きる意味」にまで言及した発表をした。いい学びをした実習だったと、私は嬉しかった。
しかし、発表が終わった後、気づいたことがある。レポートの中にも、発表の中にも私の名前は出てこなかった。学生が気づいたことの大半は、自分が言った言葉だと思っていた。
いつも謝辞など気にもとめなかった。形式だし、学生のリップサービスだとわかっていたからだ。
この時は「指導しきった」思いがあった。患者に恵まれ、学生に恵まれていたが、私も、彼女たちの学びに加わっていたという自負があった。
でも、本当の学びは、誰かに教えられた言葉ではなく、自分の言葉として語れるレベルではないのか。
学生たちは、本当に自分たちの力で、わかったのだ。
「教えること」「学ぶこと」の深さを知った。
あの日から、学生の「古賀先生に教えていただいた」等という言葉を聞くと、恥ずかしくなった。
6月22日 古賀 八重子
2011年6月22日水曜日
2011年6月3日金曜日
看護支援相談室便り No.14
ドクダミの花
支援室にドクダミの花を飾った。
特有の匂いがあり、嫌いな人が多い花だ。しかし、私は好きだ。
濃い緑の葉(新しい葉をてんぷらにすると匂いも消えておいしい)、上質の白磁のような真っ白い十字の花、可愛いと思う。
私にとって父の思い出に繋がる花だ。
小さい頃から、父に「ドクダミの花が咲いたら、川に入ってもいい」と言われて育った。
毎年、白い花が咲くのを待った。
山と川しか遊ぶ場所がない田舎で、川遊びは楽しみの一つだ。
泳ぐには早いが、川に入れるのは魅力だ。
やってはいけない漁?だったかもしれないが、川をせき止めて、フナやハヤを獲った。
その魚を焼いてつるして置き、乾燥してから再度焼く(焙る)。熱々にちょっと醤油を付けて食べる。貴重なカルシュウムであり、父の好む酒の肴だった。
厳格な父だったが、ひっそりと咲く花に向けるやさしい視点があった。
「お前が男だったら」といつも言っていた父と、学生時代、一度だけ居酒屋で飲んだことがある。私の唯一の親孝行だったかもしれない。
(支援室便りなのに、個人的な内容が多いと批判があるかもしれません。今、支援室で起こっている、個人のプライバシーに関わることは書けません。ご了承下さい。)
6月3日 古賀 八重子
支援室にドクダミの花を飾った。
特有の匂いがあり、嫌いな人が多い花だ。しかし、私は好きだ。
濃い緑の葉(新しい葉をてんぷらにすると匂いも消えておいしい)、上質の白磁のような真っ白い十字の花、可愛いと思う。
私にとって父の思い出に繋がる花だ。
小さい頃から、父に「ドクダミの花が咲いたら、川に入ってもいい」と言われて育った。
毎年、白い花が咲くのを待った。
山と川しか遊ぶ場所がない田舎で、川遊びは楽しみの一つだ。
泳ぐには早いが、川に入れるのは魅力だ。
やってはいけない漁?だったかもしれないが、川をせき止めて、フナやハヤを獲った。
その魚を焼いてつるして置き、乾燥してから再度焼く(焙る)。熱々にちょっと醤油を付けて食べる。貴重なカルシュウムであり、父の好む酒の肴だった。
厳格な父だったが、ひっそりと咲く花に向けるやさしい視点があった。
「お前が男だったら」といつも言っていた父と、学生時代、一度だけ居酒屋で飲んだことがある。私の唯一の親孝行だったかもしれない。
(支援室便りなのに、個人的な内容が多いと批判があるかもしれません。今、支援室で起こっている、個人のプライバシーに関わることは書けません。ご了承下さい。)
6月3日 古賀 八重子
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