2014年9月29日月曜日

看護支援相談室便り No 155

支援室便りは、今回で終了になりました。

これからはホームページで看護部のブログが始まります 。→ 静徳 看護部のブログ

 新人達の成長を一喜一憂しながら読んでくださった人達、更新が遅れると「どうかしたのでは?」と心配してくれた卒業生達に深くお礼申し上げます。
 数値的にすぐ評価が出る仕事ではないので、皆様の励ましに、勇気づけられました。
今までありがとうございました。

「曲がり角の先には、きっといいものが待っている。美しい世界がある」(赤毛のアン)
と信じています。

日々草咲き続けたまま秋入る「咲くとはいのち曝しきること」

まだ我に選択肢ある人生あり凛として立つ一本の樹あり

ごきげんよう
さようなら

2014年9月16日火曜日

看護支援相談室便り No154

平成26年9月12日
就職して2年目の卒業生が二人、訪ねて来てくれた。
たった1年間の交流だったが、仲間意識で繋がっている教え子たちだ。 久しぶりに楽しい時間をもつことができた。
 心優しい彼女たちは、それぞれの悩みを抱えている。 でも、「どんな仕事をしたいか」という思いは一緒だった。

 先日の新聞に、認知症に人間らしさを取り戻すケア「ユマニチュード」の記事があった。 「人間の赤ちゃんは人間に存在を認められて人間になる」 「人間は他の人間と絆を築くことで人間になる」それが「ユマニチュード」(人間らしくある状況)だと。

私も卒業生との絆を確認することで、いつもの自分に戻れた気がする。

2014年9月5日金曜日

看護支援相談室便り No 153

「どちらかが100%正しいことなどない」姑の戒めとして座右の言葉

息子が結婚して同居するようになった時、作った歌だ。
心にさざ波がたった時は、立場を変えて考えることで、怒りをコントロールしてきた。

それが、「もういい加減にしてほしい」という感情を抑制できなくなった。
新人が疲弊していくのを見ていられなかった。
新人に課題(問題とは思っていない)があることはわかる。忙しい中で、頑張って指導してくれていることもわかっている。

でも、指導が指導でなくなったら、人は育たない。
課題がある人間ほど、あたたかな、自由な環境でなくては変われない。

どうしたら、このことを分かってもらえるのだろう。

2014年8月23日土曜日

看護支援相談室便り No.152

 テレビドラマに刺激されて、「赤毛のアン」を読み返している。
 「アンの青春」「アンの愛情」「アンの幸福」等、アンが50代になるまで続く物語だ。
アンに自分を重ねて、少女時代の危機を乗り越えることができた。アンを読む前と後では、見る景色も違って見えた。毎日を楽しく生きるエネルギーを貰った。
今になって、「人が人と共に生きる素晴らしさに気づかせてくれる、アンの物語」という解説を読んだが、当時は、自分と同じような子どもが居ることで救われた。

 小学校3年生の時、えこひいきをする担任に「みんなを公平にあててください」と言ってから繰り返された教師からのイジメ。傷つく自分が異常だとさえ思って苦しんだ。
でも、アンと出会って、感性の豊かさは、個性だと知った。
「天井の喜びを感じる人は、悲しみや苦しみも人の何倍も深い」というアンの言葉に共感した。ありのままの自分でいいということが、どんなに魂を開放することか、子ども心にもわかった。
 通学路に「恋人の小道」や「希望の丘」と名づけて楽しんだ。辛い時には、想像の翼を広げて「曲がり角の先には何があるかわからない。でも、きっといいものにちがいない」と信じることができた。

 今でも、些細なことに傷つき、小さな事に感動して、子どものままだと思う時がある。でも、こんな自分が好きだと思えた、幼い日のことは忘れられない。


平成26年8月22日  古賀 八重子

2014年8月15日金曜日

看護支援相談室便り NO.151

 苞が花のように色づいて、花が閉じる昼も楽しめる2段咲き!
一日中咲くように改良したというオシロイバナを植えた。確かに、朝から夜まで咲く。しかし、その散り際の汚さにまいっている。茶色に変色した萎んだ花が、咲いている花に絡まって、花ガラ摘みが大変なのだ。

 花の散り様を見ながら、自分自身の「引き際」を考えてしまう。
今年も、看護以外の事で、新人の生命力を消耗させる現状は変わらなかった。
「私のような人間が、ここに居てもいいのでしょうか?」と言う新人の言葉を切なく聞いた。入職して4年、来室者も増えて、それなりの手ごたえも感じていた。
でも、変わらないことは変わらない。

まるで病気にやられたような、オシロイバナを見ながら、わが身を省みている。


平成26年8月15日   古賀 八重子

2014年8月11日月曜日

看護支援相談室便り No.150

 毎晩、本をひろげて悩んでいる。
母を迎えるお盆の献立だ。此のところ面白い料理の本を、4冊も買ってしまった。
「忙しい日でも、おなかは空く」には、短時間でできる美味しい料理が一杯だ。
「きいんと冷えたなすを箸で持ち上げ、口に運ぶ。しんなり舌によりかかってきて、たっぷりだしを含んだなすの滋味がじわっと広がる。疲れて帰って来た夜、ひんやりと芳ばしい味わいが冷蔵庫の中で待っていてくれると思うと元気が出る」
こんなエッセイを読むと、冷やしなすを作らずにはいられなくなる。

 「おいしい暮らし歳時記 口福だより」も、季節の楽しみを広げてくれる。大好きなショウガのガリを、よりきれいな薄紅色に仕上げるには、茎のつけ根の紅色がチャームポイント。お弁当に自家製のガリが入っていると、シャキッと元気が出る。
 夏こそ甘酒、のページを読むと、昔母が作ってくれたお米と麹だけで作る甘酒も造りたくなる。

 精進ちらし、太巻き寿司、ごまごはん、れもんごはん、しょうがごはん・・・
主食が決まらないので、副食も決まらない。
まだしばらく寝不足が続きそうだ。


平成26年8月8日   古賀 八重子

2014年8月1日金曜日

看護支援相談室便り No.149

 毎月、園芸通信を楽しみにしている。
今月の特集は、ランの育て方だった。
「ランを力いっぱい咲かせるコツは、根を見ること、いじらないこと。
植物は、私たちが考える以上にストレスを感じやすく、いじられることを快く思いません。反面、順応能力が高いので、最初は調子をくずしたとしても、2~3年かけて環境に順応していきます。最良と思える場所を探したら、いじらず、観察を十分行って、最低限の世話をするよう心がけています。」
(園芸家・田中 哲)

 ランの育て方と人の指導方法は、重なることがある。
新人が学ばなければいけないことは、限りなくある。でも、一生懸命関わっても、ギブアップしている新人には、伝わらない。

「教えなくてもいい」と思うのは、勇気がいることだ。しかし、「教えなくなった」時、新人は元気になるかもしれない。
ストレスで、吹き出物が一杯できてしまった新人の顔を見ながら、思う。


平成26年7月31日  古賀 八重子